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ペットのニオイの悩み

インコとアロマの危険性と害。ペットが亡くなった事件から考える動物と臭い(芳香剤・エッセンシャルオイルなど)の安全性

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今日yahooのトップページを見ていたところこんなニュースがありました。

ペットのインコが「アロマ」で急死... 注意喚起ツイートに反響、獣医も危険性を指摘

動物によってはアロマや芳香剤の成分が危険ということは聞いたことがありました。ただインコも該当する、というのはこのニュースで初めて知りました。

これ、ホントにインコにアロマはNGだったのか?
他の動物はアロマ大丈夫なのか?

調べてみました。

ペットのインコが急死するまでのニュースのあらまし

ペットのインコが「アロマ」で急死... 注意喚起ツイートに反響、獣医も危険性を指摘

こちらのニュースを見るとこのように記載があります。

「原因は、アロマディフューザー(発生器)でした」――。ペットのインコが急死したという女性が、愛鳥の死因についてツイッターでこう報告した。自宅でアロマを焚き始めてから1週間後に、インコの体調が急変したのだという。

実際、今回のようなケースについて、鳥類専門の動物病院「小鳥のセンター病院」(埼玉県川口市)の池谷(いけや)真樹院長はJ-CASTニュースの取材に対し、「鳥によって個体差はありますが、アロマを焚くことで中毒死や呼吸不全を起こす恐れはあります」と指摘する。

まずインコの体調が悪くなったきっかけはアロマを焚きはじめてから、ということで間違いないです。また獣医さんの話しでは鳥類もアロマが原因で中毒や呼吸不全を起こすケースはあるようです。

これだけ見ると「アロマ=鳥にとって毒」と受け取れますが必ずしもそうではないようです。

インコにアロマは死ぬほど危険なのか?

実際、アロマを焚いたによる小鳥の事故はよくあるものなのか。「小鳥のセンター病院」の池谷院長は29日の取材に対し、「頻繁に聞く事故ではありません」としつつも、

「鳥を飼っているお客様から相談を受けた場合は、アロマディフューザーなどの使用は避けるように勧めています」

と話す。その理由について池谷院長は「鳥によって個体差があり、一概には言えないのですが」と前置きした上で、「アロマを焚くことで中毒死や呼吸不全などを起こす恐れはあります」と指摘する。

具体的には、(1)アロマオイルの成分そのものにより中毒を起こす恐れ(2)ディフューザー自体が汚い場合、カビなどを部屋中に撒いてしまうケースがあり、肺炎などを起こす恐れ(3)臭いが体質と合わない場合、呼吸器不全を起こす恐れ――の3つの危険性が考えられるとした。

頻繁に起こるケースではないとしつつも無害とは言い切れないため、取材に応じた獣医さんもアロマの使用は控えるようにペットの飼い主にお伝えしています。

で、原因ですがアロマを焚いたのがきっかけであることは間違いないのですが、成分そのものなのか、アロマの煙を出すディフューザーに発生したカビがインコに肺炎を起こしたのか、(成分でもカビでもなくアロマのような強力な)臭いそのものが体質的に合わず呼吸に影響を与えた可能性のいずれもあるようです。

アロマ(精油、エッセンシャルオイル)が原因と思われる事故例

ただこちらのブログの記事を読むと

1件はオカメ5羽衰弱、1週間後になんとか4羽は復活、
1羽はもう2週間になりますが、未だ一人で食べられず強制給餌。
もちろん、それをするまでは健康な成鳥です。

もう2件は、
我家からお迎えされたウロコと先住のウロコ同時に2羽。
もう1件はオカメ2羽。
この2件はそれをした後、6時間以内に全て死亡しています。

それとは・・・。

アロマのディフューザーによる噴霧です。
ディフューザーとは空気中に油分を拡散させるアロマーテラピー効果を促す器具です。

全てがダメではなく
大丈夫なエッセンシャルもあるかと思いますが
怪しい物は使わない事です。
今回のこの3件はこれが原因なのは100%間違いありません。
死亡の2件は使用したその日です。
簡単に死んでしまいます。

絶対にインコのいる部屋では使用しないでください。

suzyさんから頂いたコメントです。

涙・涙・涙・・・
tery様

tery様からお譲り頂いたウロコちゃん、そして以前から居たウロコくん。
昨日、同時に死なせてしまいました...

原因は娘が部屋に持ち込んだアロマのディフーザーです。
アロマの精油が噴霧となって呼吸器に入ってしまった様です。
娘も獣医学部であるだけに自責の念でパニックとなっていました。
私共、夫婦も希望を失って呆然としました。
この春に結婚させようと楽しみにしていた矢先にあまりにも可哀想なことをしてしまいました。
teryさんからお譲り頂いた仔は大変素晴らしい仔でした。

こちらのお宅ではお子様が持ち込んだアロマがきっかけで飼っていたインコがお亡くなりなってしまったそうです。やはりインコの健康を考えるとアロマは控えたほうがいいですね。

実際に鳥を飼っている方はアロマを使っているのか?

前述の通りアロマ=鳥類にとって絶対毒!というわけではないため鳥の飼い主がアロマを使用するかは分かれています。

アロマを使用する、という方はスプレーで規定よりも希釈を遥かに薄めて使っているそうです。ディフューザーは広範囲に散布し、かつ使用分量の調整も難しいため鳥がいる空間では使用しないよう気をつけてるとのこと。

人間の場合はアロマやエッセンシャルオイルの精油の匂いを嗅いでも中毒症状は起こりません。ただ気分が悪くなる人もいますよね。妊婦さんが家にいたらアロマを焚くのを控えると思います。

そう考えると体長が小さいインコはアロマの匂いを必要以上に身体に取り込みやすいと思いますので避けた方がいいでしょう。(人間は体積が大きいため人間がOKな量でも鳥類にはきついことも)

またアロマ以外にも

  • お香
  • 線香
  • その他香りのするもの全般

も避ける方が多いようです。

インコ以外の動物はアロマ(精油、エッセンシャルオイル)は大丈夫?

インコ以外でもアロマがNGな動物はいるのでしょうか?

  • 爬虫類系
  • うさぎ、ハムスター

ハッキリとアロマがダメな動物、というのはいません。ただ犬は鼻が利くしウサギやハムスターもカラダの大きさが人間より小さいことを考えるとアロマや芳香剤など強い匂いを出すものは避けたほうが良さそうです。

ただ上記で上げた動物の中でも1種類だけアロマ(精油)が確実にダメな動物がいます。

それは「猫」です。

猫にアロマ(精油・エッセンシャルオイル)はNG

以下の記事で話したことがありますが、猫にアロマはNGです。

【猫にアロマはNG!】芳香剤はペットに害がある?安全性と危険性について。ペットの匂いは芳香剤では解決できない

猫は臭いが苦手、というレベルではなく体質的にアロマオイルの成分を分解できません。

猫の肝臓の機能は犬や人間と違いがあります。肝臓の働きには解毒があり、体にとって有害な物質を無害な物質に変化させています。

猫の肝臓には、重要な解毒機構のひとつであるグルクロン酸抱合がなく、結果分解されるべき精油の一部の成分が、解毒できず、体に溜まって悪影響を与えます。

なぜ猫の肝臓の機能が人間や犬と違うかというと猫は元々完全肉食動物であり、野菜や穀物を必要としません。結果進化の過程で肉食に必要な肝機能だけが残り、不要なグルクロン酸抱合の機能がなくなっていったと言われています。

一方人間野菜も穀物も食べます。犬は肉食動物と言われますが肉がなくても生きていけるよう実は雑食に分類されています。

他にも猫はユリ科植物、サトイモ科、ナス科など多くの植物に毒性があります。

ただその中でも精油は植物の成分を何倍にも濃縮しているため少量でも中毒症状を起こす可能性が高いです。また精油は蓄積性もあり、何年経って症状と現れる可能性があります。

特にアロマオイルの中でもティーツリーが特に危険と言われています。絶対に避けましょう。アロマだけでなく芳香剤や強い匂いを出すもの、植物系の食材も危険です。

インコがいる部屋でアロマや芳香剤の強い匂いを出すものは避けたほうがよい

結論としてはニュースになったインコがアロマの成分が中毒症状を起こしたのか、呼吸不全になって亡くなったのかは分からないです。

ただ強い匂いを出すアロマは危険なので少なくともアロマディフューザーのように部屋中に散布するのはやめて、アロマや芳香剤のような強い匂いを出すものは避けた方がいいですね。

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