「犬が臭いと思ったら耳の裏からだった」
室内で犬を飼うとそのニオイに悩まされるようになります。部屋や家具、服が臭くなったり犬臭いと言われたり。
人から犬の匂いを指摘されると、犬をシャンプーしたり部屋の掃除をこまめにしたりするはずです。
しかし、シャンプーもしっかりとしても部屋の掃除をしても、犬の体臭が消えないことが多いです。その強烈なニオイの原因の1つは「犬の耳の裏」にあるかもしれません。
試しに犬の耳を嗅いでみてください。そのニオイ、大丈夫ですか?
犬の耳の裏が臭い原因とは?
そもそも耳に限らず犬の臭いが強くなることがあります。その原因は、アポクリン腺という汗腺にあります。
アポクリン腺は人間で言うとワキなどにあり、ワキガの原因となるます。このアポクリン腺が実は犬にはほぼ全身にあるのです。犬臭いと言われる臭いの原因がこれです。
そして犬の耳には、このアポクリン腺が特に多いのです。当然耳は臭くなります。
もし犬の身体を定期的にシャンプーしているにもかかわらず犬の体臭がきついと感じる場合、犬の耳の裏が十分にケアできてない可能性があります。
特に耳が垂れている犬種の場合には、ちゃんと洗えてないケースも有り、カビや細菌が繁殖しやすい環境になりやすいです。
シャンプー時の水はちゃんと乾かしてつもりでも、耳の中の水分は上手く拭き拭き取れてないことも。拭き忘れた水が原因で耳の病気になって、耳が臭くなっているケースもあります。ちゃんと洗えてるのにニオイがする時は獣医さんに1度見てもらいましょう。
犬の耳の裏の匂いを消すための解決策
犬の耳の匂いを消す解決策は2つあります。
- ウェットティッシュでこまめに耳を拭く
- 動物病院に連れて行く
ウェットティッシュでこまめに耳を拭く
犬の耳を清潔に保つことでニオイ防止につながります。
犬の耳は皮膚が薄くデリケートな部分なので、ガーゼなどを濡らして拭いてあげたり、ウエットティシュなどで拭いてあげましょう。綿棒などを耳に入れると動いたりした時傷つける可能性がありますが、その場合ウェットティッシュを丸めたりすることで安全に掃除してあげることができます。
とくに耳が垂れている犬種は、耳に湿気が溜まってしまいやすいので、立ち耳の犬よりこまめなお手入れが必要です。
犬は耳の掃除を嫌がる場合がありますから、優しく掃除をしてあげ、耳の掃除は嫌なものでないと言う事を教えてあげる事が大切です。
動物病院に連れて行く
どうしても、犬が耳掃除を嫌がる場合には、動物病院などに連れて行って掃除をしてもらいましょう。ただ動物病院に毎回連れて行くのは大変でお金も掛かるので出来るだけ家で耳掃除をしてあげた方が犬にとっても人間にとっても負担が少ないです。
また耳を清潔に保っているのに、耳が臭いなら耳の病気である外耳炎などを患っている可能性があります。その場合早めに愛犬を動物病院に連れて行って診察を受けましょう。
犬は自分で具合が悪いと言う事は出来ませんから気付いてあげる事が飼い主の役目。もし犬の耳が臭いと感じたら、それは病気のサインの場合も。
犬の耳を清潔に保つ事で、耳の匂いだけでなく犬の耳の病気を防ぐ事につながるのでちゃんとケアしてあげることが大切です。