「猫の食べ物と匂いって関係あるの?」
みなさんは猫にどんなフードを与えているでしょうか。ドライフードやウエットフード、スープなどいろんな物があります。
できれば猫にも体に良いフードをあげたいけれど、何を基準に選んだら良いのか分からないですよね。
しかし猫は自分で選べませんから、飼い主が選ぶしかありません。
他にも猫のフードの悩みはつきません。フードを変えたら体臭がきつくなったような気がしたり、下痢をしてしまったり。
また別のフードに変えたら匂いは少ないものの全く食べてくれないなど、好みのフードを選ぶのも一苦労です。
フードによって猫の匂いが変わる気がするけど…それにしても食べ物と猫の体臭って関係があるのでしょうか?関係があるなら、体臭も抑えられるフードを選びたいですよね。
キャットフードの注意点と猫の匂い
猫も人間と同じく、食べ物で体臭の匂いは大きく変わります。
人間ほど食べ物のレパートリーが豊富ではないので分かりにくいですが、実は与えるフードで全く匂いは変わってくるのです。
そしてそれは体臭の中でも、猫の場合は、その匂いの違いは便や口臭に現れます。簡単に言うと、粗悪なフードを与えていると便や口臭が臭くなり、良質なフードを与えていると便や口臭の臭いは少なくなります。
その理由は、使われている原材料と猫の消化器官に関係しています。
では、お店や自宅にあるキャットフードの原材料をチェックしてみてください。そこになんと書かれているでしょうか。
もし「4Dミート」や「ミートミール」「肉の副産物」「家禽ミール」などの表示があれば、それは良質なフードとはいえません。
一見なんの肉か分からないような書かれかたをしているものは、粗悪だと言っても過言ではありません。
とても人間が食べられるレベルの肉でないことは確かです。
それどころか肉すら使わず、動物の内臓や血液だけを使用している場合もあります。
そいった品質の悪いものを日常的に食べている猫は、体臭の臭いがきつくなるのです。
そしてこれも猫の特徴ですが、猫は食事をする際に、視覚ではなく嗅覚を働かせて食べる物を選んでいます。
これは野生のなごりで、腐っていないかどうかを嗅覚でチェックしているのです。
しかし粗悪なフードは、良質な肉の匂いはもちろんしません。
しかし猫に食べてもらわなければならないので、食いつきを良くするためだけに香料が多量に含まれていますし、保存料なんかも含まれています。
すると品質も悪く、香料や保存料なんかも含まれているので、猫の体臭が臭くなってしまうのです。
そしてもう一点、猫の匂いを抑えるためにも注意してほしい点があります。
それが「穀物」です。
キャットフードの原材料の多くに「穀物」との表示がありますが、これにも注意が必要です。
猫は完全なる肉食動物なので、野菜や穀物など一切必要ありません。
ですからこの穀物が入っていると、猫にとって不要なものであるので消化の際に胃腸に負担がかかってしまいます。
すると便秘や下痢などといった症状になりやすいので、結果として便が臭くなってしまうのです。
キャットフードを変えると、猫は嘘みたいに匂いがしない
匂いを抑えるためにも、猫の健康の為にも良質なフード選びは大事です。
まずは原材料にハッキリと何の肉か分かるよう書かれているものを選びましょう。
しっかりとしたものであれば「チキン」や「サーモン」「七面鳥」など、ハッキリと明記されていますからまずはそれを目安にしてください。
そして次は穀物です。
猫には不必要な穀物ですが、材料に使われている主な理由はコストの削減の為なので、できるだけ穀物が少ないものを選びましょう。
内容量にしっかりと何パーセント入っているか表示されているものだと分かりやすいですが、残念ながら表示されていないものがほとんどです。
しかしこんな時は、原材料の「表示順」を見てくだいね。
実は原材料の表記は、多く使われている成分から順番に書き記さないといけないという決まりがあります。
ですから穀物が一番初めに書かれているなら、多くの穀物が使用されていることになります。逆に、後に記されていればいるほど使用料は少なくなっています。
最近では「グレインフリー」といった商品もありますが、これは穀物を一切使っていない良質なフードです。
いくつかのメーカーから出ていて、だいたい平均して1キロ2,000円前後の商品が多いですが、猫の体にはとても良く品質も良いので、便や口臭を最小限に抑えることができます。
グレインフリーの中で評判が良いのが「カナガン」や「オリジンキャットフード」です。このあたりのフードだと、人間でも食べられるレベルの食品を使っていますから安心して与えることができますし、臭いもほとんど気にならなくなるでしょう。
猫はもともと体臭の少ない動物ですが、こういった食べ物からも体臭は変わってきます。
匂いの軽減にもなりますし、猫の体にも良いのでできるだけ良質なフードを選んであげたいですね。