「夏場の生ごみの匂いが辛い・・」
冬場などの気温が低い時にはそんなに気にならなかった生ごみの臭い。
しかし、夏の気温の上昇とともに臭い、臭いが部屋中に漂ってくるようになってきます。単に臭うだけでなく、コバエなどの虫も発生するし、気分も悪くなるし、悩んでしまいますよね。
そこで、その原因と解決策を考えていきたいと思います。
生ごみの臭いの原因
生ごみの臭いは、いわゆる腐敗臭と呼ばれ、トリメチルアミン、メチルメルカプタン、硫化水素、アンモニア、二硫化メチルなどの成分を含んでいます。
生ごみが腐敗すると、バクテリアやカビ、雑菌などが繁殖して、それらが悪臭を発生させる原因となります。
これら原因を、具体的に解説していきましょう。
生ごみの臭いは、特に夏場に気になることが多いと思います。キッチンのシンクに置いてあるの生ごみや、ベランダなどに保管してある生ごみなどから、悪臭が漂ってくるようになってきますよね。
夏は、特に梅雨入りの時期に入ると、ジメジメと湿度があがり、だんだんと温度も上昇していきます。この高温多湿の状態を、カビや雑菌などが好むのです。
カビの発生する条件
カビは、普段から常に空気中に漂って存在しています。では、なぜ目に見える形に変わっていくのでしょうか。
それは、ある条件が揃うと、目に見えるカビに変化するからなのです。その条件とは、まず、カビの栄養素が存在することです。
カビにとっての栄養素は、ホコリやチリ、あかなどが挙げられます。
そして、高温で、湿度が高くなると、目に見えるカビとなります。なので、夏場の高温多湿の時期になると、カビが生えやすい状態になり、食べ残しや飲み残しなどの生ごみは、大量の水分を含んでいるので、カビが発生しやすいのです。
このカビが、生ごみの臭いの素のひとつとなります。
夏などの高温多湿は特に臭くなる
また生ごみの大量の水分は、高温多湿の条件下に置かれると、腐敗のスピードが増して、生ごみが腐りやすくなります。
この腐った状態の生ごみが、生ごみ独特の臭いを発生しやすくするのです。
食べ物が腐ると、まず、雑菌が繁殖します。この雑菌を、嫌気性微生物と呼びます。
嫌気性微生物は、湿気を好むため、大量の水分を含んでいる生ごみに繁殖しやすいですし、特に夏場は湿度が高いことが多いため、他の季節よりも、より増殖しやすいのです。
更にこの嫌気性微生物は、酸素のない状態でも活動できるので、密閉された袋や容器の中などでも繁殖し続けます。
なので、生ごみ袋や、蓋つきのゴミ箱のような、密閉された状態で保管させると、酸素も少ない状態になりますし、水分も溜まりやすいので、雑菌をどんどん増殖させていってしまうのです。
臭いをなくすために密閉状態にすることが、余計に臭いを発生させる原因を作ってしまっていると言えます。そして、生ごみの中でどんどん増殖していったこの嫌気性微生物が生ごみを分解する際に、悪臭を発生させているのです。
生ゴミのゴミ箱や三角コーナーにもニオイはうつる
生ごみだけでなく生ごみを入れているゴミ箱や三角コーナーなどからも、生ごみの臭いがすることも多々あると思います。
それは生ごみの入れてある袋の底から生ごみの汁が流れ出すからです。水分から雑菌が繁殖したり発酵した水分からカビが生えたりなどして、三角コーナーやゴミ箱からも臭いが発生したりするのです。
またゴミ箱などのプラスチック素材は、汚れは落としやすいものの臭いがつきやすいです。なので、生ごみの水分がゴミ箱などに付着すると臭いが残る原因になります。
梅雨入りの時期から夏の終わりにかけての高温多湿の状態は特に生ごみの水分の腐敗が起こりやすいです。そして腐敗後の雑菌やカビなどが生ごみの悪臭の原因となります。
これら原因をいかにして取り除くことができるかが、夏場のあの嫌な悪臭を抑えるポイントとなります。
しかし、一番大切なのは使える部分はむやみに捨てずに使ったりそもそも余分な物は買わないようにして消費期限切れのものは減らすなどゴミ自体を減らすのも大事です。
生ゴミの匂いを消す方法
ポイントは2つあります。
- 生ゴミ自体をちゃんと捨てる
- 除菌・消臭スプレーを使う
まず匂いの原因となる生ゴミをちゃんと処理しましょう。いくら消臭スプレーを使っても元が残ってるとまたニオイが発生します。
その後除菌・消臭スプレーを使いましょう。オススメはハグファムです。
ハグファムは塩素を使わないタイプなので安全に使えます。また除菌・消臭効果があるのでニオイを消すことが出来ます。
ペット用となっていますが元々病院や工場の除菌・消臭用に作られたものなので安全に使えます。