「猫にダイエットさせたい!エサで痩せることができるの?」
まるまると太った猫も可愛いですが、健康のことを考えると痩せたほうが良いですよね。
しかしエサを減らすともっと食べたいとせがまれてしまい可哀想になってしまいます。
なんとか健康の為に痩せさせたいけれど、催促してくる猫に負けてしまうのです。猫は甘え上手でもあるので一生懸命アピールしてきますから、結局元の量をあげてしまいます。
猫が満足できるエサで、なおかつ痩せることができるものはないのでしょうか。エサの量を減らすならどれくらい減らせばよいのでしょうか。
猫が肥満になる理由は、運動とエサが関係している
やはりダイエットには運動が大事です。
しかし肥満になってしまった猫は、寝てばかりのことも多く、なかなか運動してはくれません。
そもそも運動が好きな猫であれば太っていないのかもしれませんね。飼い主の言うことも気が向かないと聞いてくれませんから、無理に運動させることはできません。
猫は寝ている時間が長いですが、太っていると体も重く余計に動かなくなってしまいますから悪循環になっているのです。
そして運動の他にもエサは大事で、運動しないのであれば、食事を変えていくことでしかダイエットさせることは出来ません。
猫のダイエットに効果的なエサのあげ方と種類
食事でダイエットさせるなら、2つの方法があります。
それは、今与えている内容のまま量を変えることと、ダイエット用のエサに交換することです。
量を減らすダイエット方法
人間もそうですが痩せる為にはある程度の食事制限が必要になってきます。まずは今与えているエサの量を減らしましょう。
しかしこの時に注意も必要で、極端に量を減らすことはやめましょう。元々の体重が少ないので、極端に減らすことは危険です。
人間の1kgはたいしたことはないですが、もともと体重が5kgの猫からすれば1kgは体重の5分の1にも相当します。もともと50キロの人間であれば10kg痩せるほどのことなので、慎重に行っていきましょう。
目標としては、1週間でダイエット前の体重から1~1.5%減らすことです。それ以上になるとエサの減らしすぎになりますから、時間をかけていきましょう。そして確かな量を与えるためにも、きちんとした量を計る必要があります。
猫のダイエットはもとの体重が少ない為、1g単位で行う必要があるので、しっかり計らなければエサの量を調整できません。毎回計り、おなじ量を与えていきましょう。
減らす量は週で1~2gにしてください。大さじ1杯でだいたい5gなので、その3~4分の1程度です。
極端に太っていた場合はまた別ですが、普通に肥満である場合にはダイエットを始めてから目標体重になるまで半年ほどを目安にしましょう。
急激なダイエットをすると猫は病気にもなることがあるので、焦らずゆっくりとすることが基本です。
食べているエサをダイエット用に切り替える方法
販売されているキャットフードには、ダイエット商品も沢山ありますから試してみるのも悪くはありません。
こちらはまずは量を減らさずに今までと同じ量を与えましょう。そして1週間ほど経過してから体重を計り、体重の増減をチェックします。
もしダイエットフードに交換しただけで体重の1%程度落ちているなら、もう1週間は同じ量でいきましょう。
ダイエットフードは満腹感があるものやカロリーが低くなっているものが多いので、単に切り替えた場合でも体重が減ります。
そもそもダイエットフードには穀物が多く使用されていることがほとんどです。穀物は猫にとって消化しにくいので、自然と腹持ちが良くなります。
すると一般的なフードよりも低タンパクなので、もともと食べているフードの量を減らしてのダイエットよりも時間をかけてダイエットしましょう。
タンパク質は猫にとって一番大事な栄養素なので、極端に減らすことはやめましょうね。
ダイエットは猫にとっても大変なので、できるだけ肥満になる前に阻止してあげることも大事です。
運動をしなくなったり、歳をとったり…それなのに同じエサを同じ量あげていると太ってしまいますよね。
特に去勢や避妊をするとそれ以降は太ってしまいやすくなるので、そんな時にも食事を見直してあげるといいでしょう。
猫にエサでダイエットさせるポイントは、ゆっくりと時間をかけることです。
穀物を極力あげたくない場合は、ダイエットフードは穀物が多くなっているのでオススメはできませんから、量で調節してあげてください。