「どうして猫の毛並みは悪くなるの?エサを変えたら改善できる?」
猫の毛はフワフワで柔らかいですよね。しっとりツヤツヤしていると、つい撫でてしまいます。
しかし最近、猫の毛並みが悪くなったような気がします。バサバサしていて、以前の様に手触りも滑らかではありません。
そういえば最近、猫の餌を変えたから…もしかしてそれが原因なのでしょうか?
もう一度猫の綺麗な毛並みを取り戻すにはどんなエサを選んだらよいのでしょうか。毛並みが良くなるものをあげたいけど、どうやって選んだら良いのでしょうか。
猫の毛並みは食事で大きく変わる
猫の毛並みが悪くなる理由はいくつかあります。加齢でツヤがなくなったり、グルーミングをしなくなったりすることがその理由です。
しかし年齢が原因なら仕方がないですよね。人間も若い頃と歳を重ねてからでは、髪のツヤに違いがでるのは当然です。
そしてグルーミングが原因なら、飼い主がブラッシングしてあげるしかありません。
乾燥が理由なら加湿したり、水を飲みやすい環境をつくったりする必要があります。
そして加齢とグルーミング、乾燥以外にも、もう一つ毛並みが悪くなる理由があります。それがエサです。
猫の毛並みとエサの関係
食事をすることで栄養を体に入れていますが、まずその栄養は最初に内臓などの部分に行き渡ります。まずは生きるためが一番なので、それに必要な箇所に先に栄養がいくのです。
つまり充分な栄養をとっていないと、毛並みにまで栄養は行き渡らないのです。
毛並みは綺麗が一番ですが、生きていくことには直接は関係ありませんよね。ですから栄養が到達する順序が後回しになり、毛並みが悪くなってしまうのです。
猫の毛並みをよくする食事と成分
健康な猫であれば、毛並みを美しくするのに必要なのは栄養です。
まずは基本の栄養素がしっかり入っていることが大事ですが、それにプラスして被毛に良い成分があるので、これらが入っているエサを選ぶとより効果的でしょう。
それがオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸です。
これらは必須脂肪酸と呼ばれるもので、人間に対しても良い効果があるので、人間用のサプリメントなんかも多く販売されています。そして猫にとっても、同じく良い成分です。
オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸はサーモンオイルに含まれているので、これらが入っているフードを選んでください。
美しい被毛にするためには適度な油分が必要ですが、血液の流れを良くし、皮膚の健康や美しい被毛を保つ効果があります。
この二つの成分の入っているフードを選んであげることで毛並みが良くなっていきます。血流もよくする効果があるので、健康にも良いのもポイントです。
市販されているフードによっては含まれている成分なので、キャットフードを選ぶ時にこの二つの成分が入っているかどうかもチェックしてみると良いでしょう。
もし現在食べているフードに入っていない場合は、フードの見直しを検討してみるのも良いかもしれません。
猫用のサプリメントはエサだけで足りないときのみ使う
しかし人間と同様に、ペット用のサプリメントもあります。猫がフードを気に入っている場合などは、サプリメントを利用すると無理にフードの切り替えをしなくて済みますね。
ただ基本はエサだけで何とかする方がいいです。また容量はしっかりと守ってください。オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸は、摂取量が大事です。
オメガ3脂肪酸が1に対してオメガ6脂肪酸は5の比率にするのが一番効果的だと言われています。
与えすぎもよくないので、きちんと説明を読んでから分量を考えてあげてくださいね。
他にもビタミンAやビオチンなど肌や被毛に良い成分はありますが、体内にも特に良い効果をもたらすことから、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸のその二つの成分が一番良いでしょう。
このようにエサと猫の毛並みは、大きく関係しています。まずは基本的な栄養をしっかりとらせること、そしてオメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸を与えてあげると綺麗な被毛になり毛並みが美しくなるでしょう。
まずは健康であることが第一条件なので、質の良い食事から始めてみると自然と毛並みにツヤがでてきますよ。