「消臭スプレーFAGFAM(ハグファム)って?OHラジカル式ってなに?」
ペット用の消臭スプレーはたくさんありますが、そんな中でもハグファムは珍しい消臭方法を取り入れています。
その名も「OHラジカル式」です。そう言われてもどうやって消臭するのか分かる方はほとんどいませんよね。
ではその方法を説明していきます。
ハグファムは塩素を使ってない。OHラジカル式とは?
空気中にはアレルギーの原因となるアレルゲンが存在していますが、それが菌や花粉やハウスダストです。
OHラジカルというのは、空気清浄機なんかでも取り入れられている方法です。
空気清浄機では風と共に空気中に散布することによって、空気中に存在している不要なものを取り除いているのです。
そしてそれを水に溶かすことで液体にし、光触媒を加えることにより更に殺菌と消臭を向上させる消臭スプレーです。
光触媒とは簡単にいうと「光にあたることにより、より効果が増える」ということです。
つまり「スプレーするだけでも効果があるが、太陽や蛍光灯にあてるともっと効果がある」ということですね。
ただしここで言う光とは、紫外線のことです。公式サイトでは「太陽や室内灯」と書かれていますが、紫外線を含んだ光でしか光触媒は行われません。
蛍光灯には少量ですが紫外線が含まれています。しかしLEDは紫外線がでていませんから、光触媒は行われません。
この液体は、酸化剤と酸化チタンを主成分としていていますが、光をあてることにより活性酸素を発生させ、その酸化力によってより強いものとなり、触れた菌などを除去するのです。
そして対象にスプレーすることで、菌や花粉やダニの死骸などの余計なものを退治します。具体的にどうするかと言うと、「水にする」のです。
消費期限はボトルに水を入れてから1か月となっています。期限を過ぎると効果が薄くなってくるので、早めに使い切ることをオススメします。
ハグファムの使い方
まずハグファムが届いて最初に驚いたのは、その軽さです。箱を開けてみると、ボトルが1つ。
そしてそのボトルの中に少量の粉がはいっていました。水道水(水か、ぬるま湯)を自分で入れて初めて使えるようになっています。液体は透明であり、まったくの無臭です。
しかし布なんかについた場合は気になりませんが、手についたまま放っておくと若干ベタベタするので洗った方がよさそうです。
そして効果のほどはというと…モノによります。ではそれを説明していきますね。
ハグファムを使った結果
猫のキャットタワー
まずは猫のキャットタワーに対して使用してみましたが、かなり効果的でした。キャットタワーは小まめに掃除していますから鼻を近づけてみても、匂いは元々ほとんどないと思っていました。
しかしハグファムをかけてから嗅いでみると…明らかに匂いが違います。どうやら鼻が鳴れていて、キャットタワーの匂いが分からくなっていたようです。
ハグファムをかけていない箇所と比べると、明らかに匂いが少なくなっていました。無臭というよりも、もとの素材の匂いに戻ったような感じです。
猫のトイレ
次は猫のトイレに関して使用してみた感想です。
我が家では2段になっているシステムトイレを使っているので、上段の猫砂と下段のペットシートにそれぞれかけてみました。まず砂に関しての効果はまずまずです。
キャットタワーのように完全に臭いが消えるわけではありませんが、確かに効果はあります。
そしてペットシートに関しても同じで、効果はあるものの、完全に臭いが消えるわけではありませんでした。
2つとも何もしないよりは良いですが、効果を考えるとあまり猫のトイレには向いていないのかもしれません。
そして実際に猫の尿を雑巾につけて実験もしてみましたが、これには効果がありました。ただ雑巾がある程度濡れるまでしっかりかけることが条件です。
少量だと臭いが消えないので、たくさんかける必要がありますが、そうすると効果がかなりあります。人間の鼻では全く臭いが分からないくらいに無臭になりました。
生活臭
そして最後は、生活臭に関しての感想です。まずはキッチンにある三角コーナーにスプレーしてみましたが、これも効果的でした。
ただやっぱりかなりの量が必要になってくるので、匂いを消したいならたっぷりスプレーしましょう。
スプレーしてから10数秒ほど経過してから臭いが薄くなっていき、次第にほとんど臭いがなくなりました。キッチンには蛍光灯があるので、光触媒できることで、より効果があったのかもしれません。
そして生乾きの衣類に対しても、消臭効果はしっかりありました。しかしこれも他と同様に全面が濡れるほど、しっかりとスプレーする必要がありました。
ハグファムは安全に消臭ができた
実際にいろんな箇所に使って思ったことは「濡れるほどかければ、かなり効果的」だということです。衣類に尿がかかってしまった場合でも、しっかりかけることにより臭いは消えます。
ただカーペットや布団など、分厚くなればなるほど消臭に使う量や時間はかかるかもしれません。
猫砂に対しては全面にスプレーすることは難しいですし、ペットシートは吸水力があるので効果が薄く感じたのだと思います。
使う上でのポイントは、「しっかりスプレーする」ことです。そうすればかなり効果的な商品なので、生活臭やペットの臭い対策にオススメです。
また液体自体が無臭なのも嬉しいですね。余計な匂いが全くしないので、匂いが混ざり合って複雑な匂いになることもありません。
どんな素材でも、どんなものでも1回スプレーして完全消臭とはいきませんが、充分消臭力はあります。