「モグニャンはどんなキャットフード?どんな猫に向いているの?」
モグニャンはイギリスと日本で共同開発したキャットフードで「日本で暮らす猫の為に」作られた製品です。まだ新しい商品なので、知名度はそんなに高くはありません。
グレインフリーで有名なカナガンを参考にして、そこから日本向けに改良されたそうです。日本向けというだけあって、主原料は魚となっていますね。
こちらもグレインフリーで穀物不使用であり、成分にもかなり気を使って作っています。
キャットフードでは珍しく白身魚をふんだんに使っているので、グレインフリーの中ではタンパク質の量が控えめになっています。
グレインフリーのフードはたくさんありますが、その中でもモグニャンは今までになかったタイプの商品です。
グレインフリーのフードは穀物を使っていない分、高タンパクで高脂質となりやすいです。そのため若い猫や健康な猫にしかオススメではありませんでした。
しかしモグニャンは高タンパクではありません。グレインフリーで高タンパクではない商品はほとんどないのです。
なので、どんな猫に向いているというよりも「ほとんどの猫に向いている」といえます。
ただ高タンパクを必要とする成長期の猫や若い猫であれば、もっとタンパク質の量が多くても良いので、あえて言うなら「シニア以上(7歳以上)の猫」にもっとも向いています。
モグニャンを食べると便の状態は良くなる?
グレインフリーであり主原料が魚であることから、便の臭いは最小限に抑えられるでしょう。
やはり肉よりも魚が主体の方が匂いは少ないですし、穀物もつかっていないことから便の臭いに関して最良だと言えます。
ただ慣れていない内は、材料に便秘解消などの成分がはいっていることから下痢となる場合もあるかもしれません。
しかし原材料を見る限り、慣れれば腸内が整い正常な便になっていくことがほとんどでしょう。
人工の添加物も使っていないので、臭くなりにくいです。臭くなる原因となる成分や原料が使われていないと言っても良いでしょう。
モグニャンのバリエーションと原材料
現在モグニャンには1つの商品しかありません。ドライフードのみであり、ウエットフードも販売していません。
価格は1.5kgで4,000円ほどです。ただ、定期購入をすると10~20%割安になります。
そしてモグニャンの主原料は白身魚であり、63%の割合になっています。これはかなり多く、ここまで魚の量が多い商品は見たことがありません。
そして肉ではなく魚であることから、タンパク質は控えめな30%となっていてカロリーも控えめです。他のグレインフリーはだいたいタンパク質は30%台の後半から40%台です。
そして気になる原材料を見ていきましょう。まずは「ひよこ豆」です。
これは血中脂肪を減らし、脂質の代謝が良くなりますから良いものですね。他にも腸内を整える「ピール酵母」、肌の健康と毛並みを良くする「オメガ3脂肪酸」「オメガ6脂肪酸」も入っています。
他にも肝臓機能を高める「セイヨウタンポポ」、便秘解消に「オリーブオイル」と、至れり尽くせりです。
人工添加物は入っていませんし、かなり良質な原材料と成分だと言えます。悪い点は見当たりませんし、かなり品質にこだわっている印象です。
実際にモグニャンを使っていた感想と止めた理由
私の猫は高齢なので、グレインフリーのフードだけを与えることができません。
高タンパクを避けるため、穀物の入っているフードとグレインフリーのフードを混ぜて与えています。
しかしモグニャンが発売され、すぐに購入してみました。原材料や成分を見る限り申し分なかったので、しばらくモグニャンのみのフードに変えたくらいです。
これで穀物の心配も高タンパクな心配もなくなったと安心していたのですが…落とし穴がありました。
モグニャンは非常に小粒で、一般的な粒より3分の1~半分くらいの大きさです。
そのため、我が家の猫にはとても食べにくかったようです。食いつき自体は良いのですが、昔から我が家の猫はあまり食べることが上手ではないので、口からポロポロとこぼれてしまっていました。
それに嫌気がさしたのか、徐々に食べなくなったので仕方なく別のフードに変えることになりました。猫の体のことだけを考えるなら、モグニャンに戻したいくらいです。
モグニャンは小粒で、少し濃い茶色をしています。魚が原材料だけあって、ジャコのような香りが特徴です。
もし猫が食べないのであれば、肉になれすぎてその匂いに抵抗があるのだと思います。実際に一粒食べてみましたが、他のフードに比べて柔らかいですから、幼い猫や高齢でも食べやすいでしょう。
ただボリボリと噛むことができないので、固いフードが好みの猫には向いていなさそうです。
モグニャンは、シニア以上の猫には1番オススメしたいフードです。原材料を見ても気になることは一切ありませんし、悪い要素が見当たりません。
今あるキャットフードの中でも、一番上のランクに入ることは間違いないです。