「うちの猫が臭い!どうしてこんなに匂うの?」
猫は動物なので匂いがあるのはしかたないことだけど、それにしても臭いと思うことありますよね。
他の猫もみんなこんな匂いがするのでしょうか?それともうちの猫だけ?
対策して臭くなくなれば良いけど、いったい何をどうすれば良いのでしょうか。
猫の体臭の原因は様々ですが1つ、エサの質があります。良質なキャットフードを見分けるにはポイントがあります。
猫は本来臭くはない動物!でも臭くなるには原因がある
猫は匂いの少ない動物です。というのも、猫は単独で生活するので自ら狩りをして生きていく能力があります。でも獲物に匂いで自分の存在がバレてしまっていては狩りが成功しませんよね。そういった理由から、猫は匂いの少ない動物なのです。
ただそんな猫でも臭くなってしまう場合があります。
- 猫が自分でグルーミングをしなくなる
- 排泄物が身体についてしまう
- 体調不良や病気
猫が自分でグルーミングをしなくなる
1つ目は、自分でグルーミングをしなくなった場合です。
猫の唾液には殺菌作用があるので、舌で舐めることにより体を綺麗にしています。しかし年齢や性格でこれを止めると、臭くなってしまうのです。
人間で例えるなら、全くお風呂に入らなくなった状態です。
排泄物が身体についてしまう
2つ目は、排泄物が体についてしまった場合です。
特に長毛の猫に多いですが、被毛に付着してしまうことがあります。
下痢の便などは体についてしまうことがあるので、下痢の多い長毛の猫だと自然とこの機会は多くなってしまいます。
体調不良や病気
3つ目ですが、体調不良や病気によるものです。
猫は体調が悪くても誰にもバレないように隠す傾向が強いので、飼い主ですらなかなか気づくことができません。ですから猫が臭くなってから、体調の異変に気づくことが多いです。
本来は臭いどころかいい匂いのする猫ですから、特別臭いとなれば、なんらかの理由があります。猫は日向ぼっこが好きですが、それも日光消毒となっているので、臭いなんてことは健康な猫であれば起こりえません。
猫の体臭が臭い原因をみつけて対処しましょう
猫が自分でグルーミングをしなくなる
まず自分でグルーミングをしなくなった猫であれば、定期的に体を拭いてあげることが必要です。
1週間に一度、タオルを濡らしてかたく絞り、優しく拭いてあげることで匂いは緩和できます。
【関連記事】【猫を洗わなくても臭わない理由】猫のシャンプーやお風呂は必要?グルーミング(毛づくろい)との関係
排泄物が身体についてしまう
次に排泄物が体についてしまった場合は、多くが下痢なので、フードの見直しをしてあげましょう。
猫は食べ物が自分に合うかどうかがハッキリしていて、合わない場合はすぐに下痢をします。他のフードを混ぜずに1種類だけのフードを与えて様子を見てください。
猫は消化が早いので、24時間以内には食べたものはだいたい排出しますから、便の状態を見てあげてくださいね。
この時、おやつなど他のものは一切あげないでください。どの食べ物が合うか合わないか見極められなくなってしまいので、少しの間我慢してくださいね。
3日間これを続け下痢が治らないようなら、そのフードはその猫には合っていませんので、フードの買い替えをオススメします。
これは値段ではなく、いくら高いプレミアムキャットフードでも体に合わないことはありますから、試供品などを取り寄せて選ぶと無駄がありません。
体調不良や病気
そして最後の体調不良や病気による匂いですが、まずは猫のどこが臭いのかしっかり嗅いでください。
顔のあたりであれは、耳や口が臭うことが多いです。
耳が臭うなら、耳の中を見てください。耳垢がたまっていると当然匂いますし、あまりに汚れていると耳ダニがいる場合もありますから一度耳掃除をして様子をみてください。
他にも中耳炎だったりすると匂いがきついので、腫れたり化膿している場合は病院へ連れていきましょう。
口が臭う場合だと、歯周病かもしれません。歯周病になってしまうと、口内に雑菌がいるので、グルーミングで全身を舐めたときに雑菌が全身にいきわたり、体全体が臭くなる場合があります。
歯周病だと口の中が腫れていたり、不快感があってご飯を食べなくなったりするのでよく観察してあげてくださいね。
次に肛門が臭う場合ですが、これは肛門腺がたまっている場合が多いです。肛門腺はどの猫にもありますが、普通は排泄のときに一緒にとれてしまいます。
しかし肛門付近にあるこの肛門腺がたまると、とんでもない匂いを発生させるので、その場合は、動物病院で絞り出してもらうことになります。
しかしこれらを調べても異変のない場合は、病気にかかっている可能性があります。例えば内臓疾患など体内の病気、皮膚病、そして感染症です。
グルーミングもしていて、耳の中も綺麗であり、口内に腫れもなく、肛門腺でもない。でも酷く臭うとなれば、一度病院での診察をオススメします。
猫のエサにもこだわることが大事
猫自体の体臭が臭くなる原因は様々ですが1つエサの要因があります。
例えば猫は完全肉食動物なので穀物が不要ですが、消化が悪い穀物が入っていて消化不良になっている。何の肉か分からない粗悪品のキャットフードなどエサの質によっては猫の体臭が臭くなることも。
良質なキャットフードには条件があるのですが、ポイントを正しく抑える必要があります。
既に部屋や服にニオイがついてしまったら
猫自体のニオイがカーテンやソファー、服に移ることもあります。その場合は消臭スプレーを使いましょう。
この時大事なのは猫自体に安全な除菌・消臭スプレーを使うことです。