猫を多頭飼いした体験談

34才の主婦が暴れる先住猫のために子猫を追加で飼い始めた結果

はじめまして、現在34歳の主婦で大阪に住んでいます。
私が独身の頃に、実家から連れていった猫と、その後に知り合いに譲ってもらった子猫と暮らしていた時の話をさせてもらいます。

猫と暮らすのが当たり前の実家生活

両親が猫好きで、実家では猫が2～3匹いつも一緒に暮らしていました。

同じく猫好きの友人から貰ってきたり、迷い猫が居着いてしまって、飼い主さんと相談して譲ってもらったこともあります。

幼い頃から猫と暮らすのが当たり前のような環境でしたから、就職するために上京した時も、1人暮らしは寂しいからと飼い猫を連れていきました。

環境が変わると猫の悪戯が増える

都心でペット可のマンションは想像していたよりも少なく、探すのに大変でしたが、猫がいない暮らしは考えられなかったのです。

ようやく見つけたマンションで、アメリカンショートヘアの3歳のオス猫と共に、私の新生活がスタートしました。

最初のうちは慣れない場所に連れてこられて、夜中に泣いたり、壁で爪とぎをするなど、ストレスを感じていたようでした。

新調したばかりの台所マットやカーテンなど、見事に破いてくれて、一人暮らしで猫を飼う苦労を知りました。

実家だと母親が猫の世話をしてくれていたので、仕事中にひとりにすると、これほど暴れるとは知らなかったのです。

大家さんの知り合いから子猫を貰う

そこで、一匹だと悪戯が止まらないため、大家さんに相談してもう一匹買うことを許可してもらいました。

ペットショップに行ってみたけれど気になる子がいなくて、困り果てていたら、大家さんの知り合いから子猫を譲ってもらえる話がきました。

同じくアメリカンショートヘアのオスで、生まれて3ヶ月というとても小さな子猫ちゃんでした。

正直言って、いくら種類が同じでもオス猫2匹になるわけですし、上手く暮らせるかどうか不安でした。

まだ離乳食を食べさせている状態でしたから、食事に関してもかなり気を遣い、困ったことがあると母に電話して相談していたものです。

実家から連れてきた猫が大人しくなる

子猫を飼い始めてから半年くらい経つと、あれほど暴れていた実家の猫が、少し大人しくなっていくのを感じました。

オスなのにまるでお母さんみたいに子猫をじゃらせるし、遊びに付き合っているような、優し気な雰囲気を出すのです。

これには大家さんも母も驚いていて、環境が変わり、共に暮らす猫があまりに小さかったことで、大人しくする習慣がついたのではないかと話していました。

万が一、喧嘩や争いが増えるような事があれば、すぐに他の対策を考えるつもりでした。

でも、うちの実家の猫は意外と賢くて、子猫を可愛がってくれたので本当に良かったです。

3年後に結婚することが決まり、次の家ではペットが飼えなかったため、やむを得ずこの2匹は実家に面倒を見てもらいました。

おかげで私の1人暮らしは寂しさを感じず、いつもこの2匹が支えてくれたと感謝しています。