「アイムスはどんなキャットフード?どんな猫に向いているの?」
アイムスはオランダ原産のキャットフードで、量販店なんかにもよく置かれているので、知っている方も多いと思います。安価でありどこにでも売っているので、手に入れやすいところが魅力です。
ですが正直に言うと、猫には最適とは言えないフードです。
こちらはグレインフリーではないので、穀物が使用されています。穀物が使用されていること自体は猫の年齢や状態によって向いていることもありますが、問題は他の成分です。
特に「こんな猫に向いている」とは言えない原材料が使われているので、オススメではあまりできません。
しかしあえて言うなら「そこまで猫の食事に関心がない」「最低限の栄養を」と考えている飼い主さん向けと言えます。
アイムスを食べると便の状態は良くなる?
まずアイムスは主原料に家禽ミールが使われています。多くのバリエーションがありますが、全体を通してみてもミールなどの肉の化合物が使われています。
家禽ミールや〇〇ミートというものには注意が必要です。肉にはランクがあり、これらはかなり低レベルである肉を使っています。
血液や内臓などを細かくし、それを加工したものなので、品質に問題があります。
するとやはりその影響は体のいろんな箇所に現れてきます。良いものを食べていないので体臭は強くなりがちですし、便も臭くなります。
人間でいうと、ジャンクフードばかり食べている状態ですね。ですから毛並みも良くなるとは言えません。
アイムスのバリエーションと原材料
アイムスには多くのバリエーションがあります。12か月までの子猫用から1歳以上の成猫用、7歳以上、11歳以上、15歳以上と年齢によって幅広くなっています。
そしてインドア用、体重管理、毛玉ケア、尿路とお口ケア、避妊去勢後と様々なトラブルに対応しています。味はチキン、フィッシュ、まぐろの3種類です。
それだけ種類があるので原材料は若干違いますが、その原材料や成分の中で気になる点を見ていきましょう。
まず肉類はミール類で、タンパク質は30%前後となっています。低タンパクぎみですが、特に気になるほど少なくはありません。
ただ成長期の猫には少ないかな、という印象です。もし高品質の肉をつかっているのであれば全く問題ないですが、主原料がミールであるために少々物足りないです。
そしてビートパルプが使われているのがマイナス点です。
これは猫が便秘になりやすいですし、ある程度成分を見ている猫の飼い主なら避ける成分です。
次に酸化防止剤はローズマリーなど天然のものも使ってはいますが、それだけではなくBHAとBHTが含まれているのが気になるところです。BHAは発がん性があるとして毛嫌いする方も多いので、気になる方はこれが入っていない商品を選ぶことをオススメします。
ただ基準値は守っているので、必ずガンになるなんてことではないです。
そして良い点は、オメガ6脂肪酸が含まれていることです。これは猫の肌や毛並みに良い成分なので、優れていると言えます。
サイズは550g、1.5kg、5kg入りがあり、値段は700円、1,500円、4,500円前後で、ウエットフードの販売はしていないようですね。全体的にカロリーは少し低めになっています。
実際にカナガンを使った感想と止めた理由
アイムスは我が家の猫に与えた最初のキャットフードです。
特に選んでというわけではないのですが、ペットショップ出身の猫なので、そこでアイムスを食べていると店員さんに言われたことが始まりです。
当時の私はキャットフードについての知識がなかったので、そのまま与えていましたが、ある時から原材料や成分を気にするようになり、別のフードに変更しました。
ミールを使っていること、成分を総合的にみて良くないと判断したことが理由です。
見た目や匂いなどは、与えていたのが随分と昔なので覚えてはいませんが、口コミなどを見る限りとても匂いがきつく、食いつきも良いという声が多いです。
キャットフードはいろんなメーカーから販売されていて、人によって安全という製品は違います。しかし〇〇ミール類を良いと言っている意見は聞いたことがありません。
もちろん値段が高ければ良いというわけではありませんが、やはり高いのは高い理由があります。
どんなフードを選んだら良いか分からない場合でも、主原料の肉の品質だけでも意識すればフードとしての品質はグンとあがります。