猫飼ってみたい、もしくは猫飼ってるけど猫のことで悩みがある!って人は多いですよね。
でも「他のおうちの猫のやりとり」ってよくわからないし気になりませんか?
今回猫を飼ってる人、飼っていた人の体験談、よかったことや気になっていること。それらを聞いてみたので掲載しますね!
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⇒猫を飼うのは大変?猫と暮らしてる人の体験談まとめ【良かったこと、後悔したこと、デメリットなど】
35歳の猫大好きな誠子さんと真っ白い小さい子猫
現在は実家を離れ専業主婦をしている35歳の猫大好きな山下誠子です。
私が猫を飼い始めたのは小学校4年生の頃でした。
当時はマンションに住んでおり、ペットが禁止だったので猫は大好きでしたがペットショップでたまに見る…というので我慢していたのです。
しかし、マンションから一戸建てに引っ越すことになり、これで猫が飼える!と喜んでいたのですが、いくらお願いしても「絶対に世話をしないからダメ!」と反対され、せっかく飼える環境になったのに飼うことができず何度も泣きました。
両親も動物好きで、昔は飼っていたという話はよく聞かされていただけに、なんで私だけダメなの?と悔しかったのを今でも覚えています。
猫との出会い
そんなある日、父の会社関係の方から連絡があり、子猫が沢山産まれたから見に来ないか?というお誘いでした。
猫が大好きなのに飼えない私にとって、子猫を見れるチャンスはなかなか無く、家族全員で見に行きました。
「どこに居るの?」とおじさんに聞くと、ちょっと待っててね!と小さめの段ボールを持ってきてくれました。
するとおじさんは「そりゃっ!」と段ボールをひっくり返し、中から小さくて白い子猫が5匹も飛び出てきました。
それが驚いたのと元気よく飛び出てきたのが可愛くて、猫飼いたい!!!と今までの中で一番真剣にお願いすると、お願いするまでもなく両親はすでに子猫にメロメロで、1匹だけ飼おうということになりました。
どの子にするかを選ぶとき、一匹だけ目が青い子が居て、その子の瞳にくぎ付けになったのですぐにその子に決めました。
雑種でしたが綺麗な青い瞳と真っ白でフワフワの毛並みに皆メロメロでした。
子猫ではありましたが、生まれてではないので自分でお皿のミルクを上手に飲んでいました。
広い部屋はびっくりしてしまうので、最初は小さなケージに入れていました。
少しずつ部屋に慣れさせるためにケージを開けるのですが、恐る恐る出てきたのは最初だけですぐに慣れてしまい、忍者のように色々な部屋や場所を探検していたのです。
可愛くて可愛くて、一緒に寝ようと試みたりしましたが、無理に布団に入れても直ぐにピョンと出てしまい、一緒に寝たかったのに…と落ち込みながら眠ると翌朝は枕の傍で寝ていたり、おいで~と呼んでも来ないのにぼーっとテレビを観ているといつの間にか膝に座ってきたりで、猫ならではのマイペースさの虜になりました。
大胆で最後まで強かったおねいちゃん
最初に名付けた名前は小さかったので「チビ」だったのですが、いつの間にか大きくなりよく食べるしよく動くし大胆なので、決めたわけでもないのですが家族全員がチビのことを「おねいちゃん」と呼ぶようになっていました。
体格も良く一番重いときで6キロありました。
猫パンチも強く部屋中を走り回るのですが、雑種とは思えないほどビビりで、掃除機が代大の苦手だったのです。
掃除機をかけると決まって必殺の猫パンチを繰り出すので、うちの掃除機の先端はいつもボロボロでした。
一度、網戸を開けっぱなしにしていたことがあり、知らない間に出て行ってしまい、そのまま気づかず窓を閉めてしまい、翌朝どこかで猫がないてるな~と思ったらおねいちゃんでした!
ずっと外でさまよっていたのに、きちんと帰ってきたのには感動しましたが、ノミだらけで大変でした。
大きくて重たいのに本当に身軽で、高い家具の上にもどんどん登るし、壁にも登るし運動神経は抜群に良かったのに、やはりビビりでお祭りの時期になり太鼓の音が聞こえると、そ~っとベットの下に身を隠していたのです。
時に強く時に大胆で時にビビりなおねいちゃんは、13年間大きな病気もなく生きてくれました。
最後はがんになってしまい、転移も激しくがんには勝てませんでしたが、小さな焼き場で火葬してもらったとき、おねいちゃんの骨の太さにビックリし、最後まで強く大胆な猫ちゃんだったな…と懐かしく思います。
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30代、アパート一人暮らしの佐藤さんと気性の粗い茶トラ子猫
30代で一人暮らし、アパート住まいをしている佐藤虎と言います。
かれこれ5年にもなるでしょうか、職場でのストレスと、長い一人暮らしの孤独な生活からか、原因不明の動悸と、軽い鬱症状に悩まされていました。
病院で診察を受けても具体的な原因がわからず、薬を飲みながらなんとか会社に出社し、毎晩帰ってくると何もする気力がないほどに疲れ切っていて、寂しさのあまり涙が出る時もありました。
当時を振り返ると猫を飼うまでは本当に孤独と病気と戦う日々だったと思います。
猫を飼う事になるとは思っていなかった
理由はわからないけど、昔からともかく猫が好きでした。
小さい頃、家によく猫が入ってきて一緒に遊んだり、大人になってからも何故か猫が住んでいるアパートにやってきて、一緒に寝たりする事もありました。
ともかく猫とは相性がいいんだという想いと、人間に対する気持ちとなんら変わらない感情を持って、猫と接していました。
いつも猫を飼いたいという気持ちが心の隅の方にはあったものの、当時の僕はまさか本当に猫を飼う事になるとは思っていませんでした。
猫飼わない?三匹の子猫との出会い
仕事に疲れ切った毎日を送っていた僕に、ある日突然、同僚が猫を飼わないかと話しかけてきました。どうやら飼い猫に子猫が産まれたらしく困っているとの事でした。
それまでもペットショップにはよく足を運んだり、里親を募集している猫を見に行った事は何回かありました。
でも自分一人でも大変なのに、本当に飼えるのかという事を考えるといつも躊躇してしまい、結局猫を飼う事は諦めていました。
とりあえず見に来るだけでもどう?という同僚の誘いに、折角だったら子猫を見たいと思い、後日会いに行く事に決めました。
待っていたのは生後1ヶ月程の三匹の小さな子猫、雑種の茶虎が二匹と黒猫が一匹
茶色のトラ猫は威勢がよくてすぐに噛み付いてきました。それに比べて黒猫はおっとりしていて指をなめてきました。
僕はあまり気性が粗いのは好きではなかったので、黒猫がすっかり気にいってしまいました。
でも実際に飼うかどうかというのはあまり考えていなかったので、この日は見せてもらうだけで同僚の家を後にしました。
この時の僕はやはり寂しかったのでしょう、数日迷い、猫を引き受ける事に決めました。
黒猫を貰いたいと同僚に話したところ、なんとすでに飼い主が決まってしまったという事でした。
残っていたのは噛み付いてきた気性の粗いあの茶トラでした。
長年猫を飼いたいという気持ちからすでに猫を飼うという気持ちに切り替わっていた僕は、これもタイミングなのかなと思い、その茶トラを引き受ける事にしました。
念願の猫との生活と思いがけない効果
我が家に茶トラがやってきた当初はまだ生後二ヶ月程の子猫でした。
最初は何もかもが大変で、僕の生活は一変しました。猫を飼うための本をしっかり読み、家の家具の配置なども猫様に変えました。
徐々に猫主体の生活になり、仕事中も猫の事が気になり、それまでは仕事終わりに寄り道をして寂しさを紛らわしていたのが、仕事が終わるとすぐに家に帰る様になりました。
ともかく元気な子猫だったのもあって(子猫は生猫に比べ活動的)、夜は部屋中を駆け回り、その音で寝れない日もありました。
朝起きたら布団の中で寝ていた猫が、自分の足の間におねしょをしている事もありました(笑)
噛み癖も元々なのか、よく噛まれよく出血もしました。可愛いだけではなく、実際に一つの命を相手にするというのは、想像とは違い、思ったよりも大変でした。
元々僕は家にいる事が少なかったのと、遊びに出るのが好きだったので、最初は行動が制限された様に感じ、飼った事を後悔した事もありました。
それでも生猫になるにつれ、気性も少しづつ和らぎ、気づけば僕が寝ると、自然と猫も一緒に寝る様になっていました。
最初は名前を読んでも知らんぷりだったのが、今ではちゃんと鳴き声で返事をしてくれます。
あれから2年が経ち、今ではすっかり猫が居る生活が当たり前になりました。
何よりも驚いたのは猫を飼った事によって癒されたのか、長い間続いていた動悸が治ったのです。家に居る時も、猫が居るおかげで寂しさからは解放されました。
調べて見るとアニマルセラピーという療法もあるそうなので、まんざら偶然でもなさそうな気がします。
猫を飼った事によって大変な事や制限は増えたかもしれません。でも、それ以上に猫を飼ってからの生活は僕にとって良い変化をもたらしてくれたと思います。
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25才R・Nさんと三毛猫の子猫
R・N、25歳男で一軒家(二階建)住んでいます。
猫を飼う前の私
地元の会社に就職した私は、病気がちな母のこともあって今も実家から通っています。
父は私が学生の頃に他界し、弟は地方に進学・就職してしまったため、言い方は悪いですが私が実家に残らざるを得ず、貧乏くじを引かされた気分でした。
これといって私と母の中は悪くはなかったのですが、二人の間に緩衝材のような役割を果たしていた弟が家を出てから、どことなく暗い雰囲気が漂っていいたのです。
母は猫が好きで、寂しい思いをできるだけさせたくなかったので、猫でも我が家に招いてはどうかと提案しました。
しかし、母は猫が亡くなった時に余計に寂しくなると言って私の提案を拒否したのです。
猫との出会い
猫との出会いは思いもよらぬところにありました。私の友人が一ヶ月ほど地方に行くため、その期間猫を預かって欲しいと言ってきました。
その友人宅には何度も行っており、猫とも面識があるため他に頼り手がいなかったこともあり、受諾しました。
結果から言うと、友人はそのまま転勤となり今現在もそちらで暮らしていて、私が猫を譲り受けることになりました。
血統書はついていませんが、三毛猫の子猫が私たちの家族になったのです。
当初は私には抵抗がなかったのですが、人見知りが激しく、母にはなかなか警戒を解いてくれなかったのですが、「まぁそんなもんだよね」と我々は猫と向き合いました。
猫がもたらしてくれたこと
引越しを余儀なくされた友人からそっくりそのまま猫と、グッズ一式を譲り受けたため私たちが用意するものは殆どなく、母が幼少の頃何度も猫の世話をしていたこともあって、猫との生活は快適そのものでした。
猫が家に来てくれたお陰か、母は以前より元気そうに見え、目的を見出したのか毎日楽しそうにしています。
私が譲り受けたのに仕事で家を開けている間は母に任せきりなのは申し訳ないのですが、家に帰ってくれば私も猫に癒されています。
猫を譲り受ける前は暗かった我が家ですが、母がスマートフォンで撮影した写真や動画を嬉しそうに見せてくれたり、猫の話で会話が弾むようになったのは嬉しいことです。
しかし、いずれは別れが訪れるのは避けられません。
友人がこちらに帰ってくることができて、猫を返還できれば良い別れ方ですが、そうでなければそれは悲しいものです。
そういったことに備えて、心の準備やケアをしなければいけないのは生き物と暮らす者のリスクといいますか、小さな後悔かもしれません。
ですが今は、我が家の雰囲気を変えてくれた猫と、譲ってくれた友人には感謝してもしきれない思いです。
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28才マキさんと雑種の黒猫
マキ、28歳、女性、実家で暮らしています。実家はマンションなのですが、猫や犬、小動物なら飼ってもよいです。
犬を飼っている人は何人かいるみたいで、散歩に連れいく様子をたまに見かけます。小型・中型犬しか飼ってはいけないので、プードルやヨークシャーテリアなど小型犬を見かけます。
猫も飼っていいのですが、猫を見かけたことはありません。室内飼いなのだと思います。
猫を飼おうと思った理由
私は自宅で仕事をしていて、両親は共働きなので、日中は一人で家で過ごしています。一人でいることは気楽なのですが、たまに寂しくなることがあります。特に冬場は寒くて暗いので寂しさがつのります。
寂しいとき、そばに動物がいてくれるといいなと思います。人間はうるさいだけだけれど、動物なら静かにしていてくれるし、温かい毛が心にぬくもりを与えてくれます。
自宅では何も動物を飼っていなくて、猫が好きだったので猫を飼おうと思いました。
猫との出会い
現在、殺処分される猫や犬が少なくありません。人間の都合で捨てられてしまうなんてかわいそうです。少しでも不幸な猫を減らすために、里子に出されていた猫をもらいました。
車を運転できなくて遠くまで引き取りに行けないので、自宅の近くで里子に出されている子を探してみたら、かわいい猫がみつかりました。
その子の年齢は3歳です。もっと小さいころから飼っているとなつくのかもしれませんが、子猫は子猫なりに育てるのが大変です。3歳くらいなら育てるのにもそれほど苦労はしないかなと思いました。雑種で黒色をしています。
飼い主さんが引っ越しをすることになり、飼えなくなってしまったそうです。飼い主さんからもら受け売るとき、新しい飼い主が見つかってほっとした様子もありましたが、大好きだった猫を別れるのが寂しそうでした。
猫を引き取ったら、まずは動物病院で健康診断をしてもらいます。どこも問題がなく健康的な猫でした。
猫を飼ってみた様子
猫を飼うのは初めてで、いろいろと困ったことがありました。
まず困ったのが、柱やソファーをひっかくことです。ソファーはボロボロになってしまいました。
家じゅう傷をつけられると困るので、爪とぎを購入しました。猫は好みがうるさいので気に入ったものがなかなかなかったのですが、いろいろ購入して気に入って使ってくれるものを見つけました。これでひっかく問題は解決しました。
おしっこの臭さには驚きました。窓を閉め切っていると、部屋に臭いが充満してしまいます。トイレは消臭できるものにして、エサも臭いを抑えるようなものにして対策をしています。
困ったこともあったけれど、猫を飼ってよかったこともあります。
よかったことは寒しさが減ったことです。いつでもそばにいてくれて安心感があります。そばにすり寄ってきたときにはうれしくなります。
一緒に遊ぶのも楽しいです。遊んで遊んでとねだられるのはたまに困るけれど、猫が夢中になって遊んでいる様子を見るのは楽しいです。大変なこともあるけれど、飼ってよかったです。
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43才吉岡さんと生後2か月の真っ白いオス猫の子猫
吉岡翔太
年齢 43歳
性別 男性
家の状態 実家で両親と3人暮らし
猫を飼う前の状態
過去小学生の頃に1度猫を飼っていましたが、病気で亡くなった過去がありました。その後何十年経っても猫を飼いたいという想いがありましたが、両親が猫嫌いであったため実現する事はありませんでした。
私が30歳を過ぎた頃体調を崩し仕事ができなくなったため、実家に戻ってきましたが心配すべきは精神面の方でした。仕事ができない焦りや周囲からの目などで精神的に追い詰められ過呼吸で救急搬送された事もありました。
そんな中、一番の楽しみはSNSで猫飼いさんとやりとりしたり猫の動画を見る事で癒されるようになり、家でも猫を飼いたいという想いが日に日に強くなっていきました。
猫を飼おうと思った経緯、理由
猫を飼おうと決意した私は管轄の保健所や月に1回開催されるボランティアの里親譲渡会の情報を見て調べていました。
するとある日、母の知り合いの方が子猫を出産したので良かったら里親になりませんかという話を聞き、是非里親として迎え入れたい旨を母に伝え遂に猫を飼う事に至りました。
猫との出会い
母が子猫を譲渡してくれるお宅に向かいましたが、キャーリーバッグなど何の準備もしていなかったためタオルに包んで抱きかかえて帰ってきました。
生後2か月の真っ白いオス猫で名前は母が勝手にミーちゃんと呼び掛けていた事からミーに決まりました。
SNSで調べたり聞いたりして事にすぐ大きくなるからいっぱい写真や映像を残しておいてあげてねと言われていたので、ここぞとばかりに沢山の写真を撮影しました。とりあえず自由にさせてみようと放してみたところ環境の変化でしょうか、床の間の隅っこに隠れてしばらくは出てきませんでした。
この時ばかりはペット嫌いの母も目を細くし収納部屋にもぐって観察したり、駆け回る子猫を追いかける姿が印象に残っている、そんな出会いでした。
猫を飼った当初~今までのこと
ミーを我が家に迎えてから早7年、ふと目をそらすと縁側で眠っている姿が当たり前のように感じていますが、これまでに色々な出来事がありました。
家は周辺が緑に包まれた田舎であるため猫の本能でもある狩りができる事やストレス解消を尊重し室内外で現在は飼っています。ただ家に来てから1~2年は完全室内飼いを目指していましたが、築50年以上の古い木造家屋のため逃走を防止する事には限界がありました。
網戸を開ける事を覚えご飯を食べたら即外に出かけていきますが、夕方にはきちんと帰宅するそんな生活を送っています。
猫を飼ってよかったこと
ミーが家に来てから精神面にも改善され体調も良くなってきました。膝の上にジャンプしゴロゴロと喉を鳴らして甘えてくる仕草にはこちらが癒されるほどの時間です。
ただ室内外で飼っているためこれまで心配した事も多く、最長で4日帰ってこなかった時にはさすがに家族総出で探しに出かけた事もありました。
また猫風邪で鼻が詰まりご飯を食べてくれず病院へ駆け込んだ事や野良猫と喧嘩して怪我を負わされた事もありました。
心配する事は確かに多いですがこれまで沢山の愛情を注いできましたし、またミーもお腹を見せたりゆっくり瞬きするなどの愛情表現で応えてくれるのでそれが一番の幸せだと感じています。
いつものようにキッチンでつまみ食いをして母に叱られていますが、そんな何気ない光景がこれからもずっと続いてくれることを願うばかりです。
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明子さんとアメリカンショートヘアーの雑種猫
私は明子と言います。現在29歳の女です。私が3歳ぐらいの頃から猫のミーちゃんを飼いだしました。
ペットショップで買ったのではなく、人からもらってきた猫です。雑種でしたが、アメリカンショートヘアーのような模様があった猫でした。私の最も古い記憶はこの猫が来た時と言っても過言ではありません。今でも鮮明に覚えています。
まだ子猫だったミーちゃんはそこら中の匂いを真剣に嗅いでいました。きっと、母猫の匂いがなくとても不安だったことでしょう。私は、自分の家に動物がいることがとても新鮮で、不思議な気持ちでした。ミーちゃんはとても穏やかな性格でした。
そして、外が大好きでしょっちゅう外に散歩しに行っていました。ミーちゃんとのエピソードでとても強烈に覚えていることがあります。
私がまた5-6歳の頃です。ある日、5歳違いの姉と喧嘩していて私が泣いたとき、なんとミーちゃんは姉にカプリと噛みつきにいったのです。
ただ戯れていただけかもしれませんが、私にはミーちゃんがいじめられている私を助けてくれたという気持ちが強くありました。また、私が風邪をひいた時、いつもは膝に乗ってもすぐにどこかに行くのに、寝てる私のお腹の上にいつまでも乗っていてお腹を温めてくれていました。
ただ温かく私がいつもより動かないからそこにいただけのことかもしれません。だけど、心が弱ったときにはいつもすぐ側にいてくれました。
そんなミーちゃんは私が23歳の時に亡くなりました。20年も生きた大往生でした。腎臓の病気で亡くなったのですが、最後は家族みんなが看取っている中で逝ってくれました。最後までミーちゃんは家族に優しかったです。
ミーちゃんが病気で弱っているときに拾った猫を飼い始め、ミーちゃんにはとても負担だったろうと思います。そんな少しの後悔はありますが、死ぬ間際までミーちゃんらしく、しっかりとした猫の一生を共にできたことは代え難い経験となりました。
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あきらさんと雑種の子猫
在宅ワークにいそしむ現在36歳の兼業主婦(女性)、あきらと申します。結婚してだいたい10年、同年代の夫と小学校低学年の息子と一緒に、築年数の古い小さなマンションに住んでいます。こちらはペット禁止の物件ではなく、実際に中型犬を飼っているご家庭もあります。ですが家族が「うちも犬か猫が欲しいな」というたびに、私は苦笑して「大変だよ」と言っています。
初めから猫がいた生活
実は私は18歳で実家を出るまで、ずっと一匹の猫と一緒に暮らしてきました。私が生まれる1年ほど前から母は雑種の猫を飼い始めたのですが、その猫が子どもを産み、あまりに不器量なので貰い手がなかった一匹を手元に置くことにした、といいます。私より1か月ほど早く生まれたその子猫は、私とともに成長したのでした。
ノラと育った経緯について
こんな風に、猫がそばにいる環境が当たり前の家庭で、むしろ私は猫にお守りをされつつ育ったと言えます。母猫は私が物心つく前に「放浪の旅に出てしまった」(私の母談)そうですが、娘猫は必ず私のそばについていました。ノラというのがその名前です。一応家猫なのに野良とはいかにと思いますが、これはイプセンの「人形の家」にちなんでいるそうです。
うちのノラは私には優しいのに、外に出ると他の猫に対してかなり強烈に縄張り意識をはり、喧嘩ばかりしていました。6・7歳くらいになっても闘争心がはやるらしく、家の外でフギャーンギャーと戦闘開始の雄たけび(メスなのに)を上げまくります。そのたびに、小学生となった私は弟とともに庭周辺や近所を捜索し、「ノラ―!」と呼びました。ここでも、近所のおじさんや実際の野良猫が、変な顔で私たちを見ていた…ように思えます。
ノラとさよならして以降
ノラは20年以上生きました。12歳くらいをこえるとかなりよぼよぼして、消化系・皮膚系の疾患をよく患っていたのですが、それでもしたたかに生き延びたのです。
長生きの秘訣はよくわかりません。キャットフードの類を一切与えず、ほぼ人間と同じような食事(実家は貧しかったので菜食が多かったです)だったのが良かったのか、あるいはそういう家系だったのか。
私の実家はかなり自然の豊かな所で、家の周囲には小動物や昆虫などが多くいました。ノラはこういったものを捕食していた可能性もあります。
人間の目にはブサイク…に見えても、猫目線では美人だったようです。去勢手術をしても、つんとすまして「見なさいよこの女子力」とばかりに、おばあさん年齢になってもきれいに毛づくろいをしていたものです。
猫は死に際にどこかへ身を隠してしまうと言いますが、ノラは最後の最後まで私たちと一緒でした。私が下宿先から帰省していたある小春日和の冬の日に、家族全員に囲まれて看取られたのです。ノラにさようならをしてからというもの、私は「猫」という存在をノラから切り離すことができなくなりました。それまでいるのが当たり前だった家族でしたので、新たに「ペットショップで〇〇種の猫を見よう」という風に考えることに、大きな違和感を感じてしまうのです。
もう亡くなって20年近くも経つというのに、私の中でノラはいまだに不思議な存在感を放っています。
猫を飼うのは大変です。世話の色々ももちろんそうですが、大切な存在を自発的にふやすということは、かなり責任のいる行為です。それを考えると、家族に応じて「じゃあ飼おうか」という風にはなかなか言えないのです。また別の「縁」に出会うまで、もう少し時間がかかるのでは…と感じています。
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